その年のヒット商品である観光特産(※注)を決定する年末恒例の『日本観光特産大賞2020』が発表された。(http://www.jmmp.jp/tokusan )“日本観光特産大賞「グランプリ」”に「城下町・新潟県村上市 鮭のまち「村上鮭」』が輝いた。金賞「優秀賞」には『ベニバナの郷・山形県河北町発祥「冷たい肉そば」』が、金賞「ニューウェーブ賞」には『能登町(のとちょう)「イカの駅つくモール」と特産物「小木イカ」』が2020年12月7日に選出された。
グランプリに輝いた村上市は武家文化・町人文化が今も残る新潟県最北の城下町。また、サケといえば、北海道や東北を思い浮かべるが、サケ文化の歴史と100種類を超える料理の多様性という点では新潟県村上市が日本一とも言える。山形県に接する県最北の町に流れる豊かな川と寒風が育む独自の味覚、代表格の越後村上鮭塩引き街道やサケ文化の歴史体験など、長年にわたる努力が評価された。
選考委員の一人、6次産業化プランナー・商品開発コーディネーター認定講師の小財誓子氏は「鮭のブランドでは、北海道の陰に隠れているが、鮭料理で「日本一」を訴求をもっとできれば、認知度が上がる。鮭をメインにした観光は、他所にない取り組みだ。「鮭・酒・人情(なさけ)」などスローガンで、鮭以外にも観光、物産資源を訴求。イベントの取り組みも面白い」と評した。
【日本観光特産大賞「グランプリ」】 『城下町・新潟県村上市 鮭のまち「村上鮭」』
◆受賞団体 新潟県村上市観光課
◆商品特性 サケといえば、北海道や東北を思い浮かべる人が多いと思うが、その一方、サケ文化の歴史と100種類を超える料理の多様性という点では新潟県村上市が日本一だと言えるのでは?山形県に接する県最北の町に流れる豊かな川と寒風が育む独自の味覚、この町でサケが代表格の塩引き鮭の体験やサケ文化の歴史が長年に渡って引き継がれている。
◆ 推薦の言葉
「サケといえば、北海道や東北を思い浮かべる人が多いと思う。その一方、サケ文化の歴史と100種類を超える料理の多様性という点では新潟県村上市が日本一だと言えるのではないでしょうか。山形県に接する県最北の町に流れる豊かな川と寒風が育む独自の味覚、この町でサケが代表格の塩引き鮭の体験やサケ文化の歴史が長年に渡って引き継がれている。」日野隆生(東京富士大学教授)「鮭の塩引きは、村上を代表する鮭調理の横綱である。独特の気候風土の中でじっくり発酵、熟成させることで、旨味が凝縮し、新巻鮭や塩鮭とは違った独特の深い味わいとなる。そのおいしさに驚く人が増えている。また、多くの塩引き鮭が吊るされる風景は村上の風物詩である。」舘和彦(愛知学泉大学家政学部教授)「種川を整備して鮭の産卵環境を整え、稚魚が川を下る春の漁を禁止とするなどの「種川の制」を定め、自然繁殖に努めた歴史がある。また、厳しい自然の中で生かされているといった感謝の念が、恵みを余すところなく活用すべく多くの料理法を編み出し、各家庭の年中行事の中に深く浸透している。生活へ深く根差した共存共栄の地域文化を、しっかり守り伝えようとする日々の営みを感じさせてくれる一品である。 」金廣利三(販路コーディネータ認定講師、6次産業化プランナー)「地域の特産を観光資源として考え、「つるし鮭」など、現地へいかなければ見られない「観光の取り組み」を評価した。」田中美智子(6次産業化プランナー、販路コーディネータ認定講師)
早速、鮭のまち「村上鮭」をチェックしてみてくださいね!!